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【WEBセミナー】『100年企業×DX=SPEED』
システム導入効果を高める!経営トップの飽くなき挑戦 !!Atstream Xross Talk

WEBセミナー『100年企業 X DX=SPEED』 (Atstream Xross Talk)にお申し込みいただきありがとうございました。心より御礼申し上げます。
後記として、トークを企画した背景と骨子をまとめました。
文:アットストリームパートナーズ合同会社 塚平 竜之


■大きな期待をもってシステム導入プロジェクトスタート...でも実際は?
私は、今回の早川ゴム株式会社様の案件も含め数多くのシステム導入のご支援をさせていただきました。
もちろん多くのプロジェクトでシステムは無事に稼働しました。しかし、実際にプロジェクト当初に期待していた変革や他社に対する競争優位性を確保するような「投資に対する効果」は、システム稼働の時点で実現できていないことが数多く発生しておりました。

今回、横田さんとお話をさせていただきながら、確かに期待した目標は達成できていないが、システムの稼働を機に変わってきた「変革の芽」もあり、今後そのような「芽」を活かしながら、当初の目標を達成していきたいがシステム導入プロジェクトの解散とともに、システム導入ベンダーや我々コンサルタントが居なくなった後、どのように進めたらよいか?他社ではどのように進めているのか?という疑問やお悩みを深堀りしていきました。

我々コンサルタントも、システム導入プロジェクト「後」の進め方に携わることが少ないため、様々な知見も得ながらどのように目標達成をしていくべきかを考察し、同じように進め方にお困りの皆様へご参考となればと考えました。

これが今回のクロストークを企画した背景です。
■今回は3つのステップで話をまとめることにしました
まずはSTEP1として、早川ゴム様の「基幹刷新プロジェクトからの学びの振り返り」として、「実際にプロジェクト当初の目標としていたもの」、「稼働を迎えてそれらの目標がどのようになったのか、どこまで実現できたのか」、「どうしてそのようになってしまったのか」を振り返りました。

そしてSTEP2では、IT先進企業でCIOなどをご経験された知見を活かして活動されている特定非営利活動法人「CIO Lounge」様へお話を伺い、他社での稼働直後の目標達成状況や、その後の目標達成に向けた対応などをお伺いしました。

最後にSTEP3として、振り返り・お伺いした内容からシステム稼働後の改善活動によってのシステム導入効果を高めていくためのKSF(重要成功要因)が何であるのか?をディスカッションしました。

XrossTalkのアジェンダ


■STEP1. 早川ゴム様 基幹刷新からの学び
早川ゴムにおけるDX
「経営SpeedUp」 「省力化」により競争上の優位性を確立する
~そのための第一歩として使えば使うほど賢くなる基幹システムを導入する~


これらを達成するために、システムの刷新を進めました。
しかし、実際にシステム稼働時にはそれらの目標の多くは達成できませんでした。特にポイントとなったのは、当初の目標のうち「今回更新したシステムだけでは達成できない」目標が設定されていたこと。プロジェクトの終盤では「総論賛成各論反対」という部分も多く発生ましたが、そこについては、関係者との議論や合意を後回しにして稼働自体を優先してしまいました。また、どうしてもシステムの刷新は情報システムがやることという雰囲気がありシステム稼働直前まで「現場の本気を引き出すことができなかった」ということが挙げられていました。

但し、目標そのものは達成できなかったものの、終盤の社内一体となった稼働に向けた追い込み、システムの稼働自体の成功体験で「変革をしていこう」とする「息吹、芽」のようなものは出てきており、意識変革が進んだ部分はありました。

それを何とか活かしながら今後目標に向かっていきたい...しかし、プロジェクトも終わり、個々の提案はあるものの会社としての動きにまではなっていない、というのが現状です。

我々は今後どのように進めるべきなのか、世の中の事例ではどのような考え方でとりくんでいるのか?それらを参考にしたいと考えました。

■STEP2. CIOLounge CIO経験者の知見
そこで、大手IT先進企業でCIOの職を経験し、多くの企業へITに関わるアドバイスを行っている特定非営利活動法人CIOラウンジ様にお話をお伺いしました。
そこでは下記のようなお話をお伺いすることができました。

<目標達成のための他社事例を踏まえた知見>
  • システムの稼働時には多くの企業で当初の目標は達成できていない、目標を達成するためには目標を経営者と現場がしっかりと合意し、現場で情報活用をしていくという形を作り稼働後も改善を進めること。

  • 稼働後の改善活動でもIT(情報システム)部門だけではなく、しっかりと現場も巻き込むこと。

  • 導入したシステム(今回の早川プロジェクトであれば基幹システム)でできること、できないことを切り分けること。

  • さらに現場の改善提案の「行為そのもの」を良いこととして評価すること。


KSF


■STEP3. 中堅企業でシステム導入目標を達成するためのKSF(成功要因)
早川ゴムプロジェクトでの振り返り。CIOラウンジ様でのヒアリングなどから、システム稼働後にシステム導入目標の達成をするために大きく3つの成功要因があるのではないか...と考えました。

1.取り組みの進め方に関すること
投資確保のために「過大な目標」なっている内容を「現実的に現場で施策に落とし込める目標」に 再設定する。
経営層としてはトライ&エラーを恐れずもし達成できなくても再トライを狙うよう促す。
推進体制として導入が終わっても「プロジェクト体制」を新たに発生し、プロジェクトの解散で工数も解散…とならないようにする。
経営層としても現場から発生した活動を公式なプロジェクトとして気づき支えていく。

2.プロセス改善に関すること
導入したシステム(今回は基幹システム)でできる範囲を明確にし、必要に応じて別のテクノロジーの導入も検討し、実現する。
改善活動も取り組みやすい効率化のみではなく、付加価値向上の視点に取り組むことも明示的にして改善を進める。
早川ゴムでも顧客分析により顧客フォローにおける付加価値を増やすような取り組みを行っている。
一足飛びの目標を掲げず、着実にステップアップできるような現実的な目標を設定する。但し、最初の一歩は踏み出さない限り「最終的な」目標には達しない。これを繰り返しやり続けることが重要。

3.ヒトに関連すること
改善プロジェクトを進めていくためには「雰囲気」作りも重要。ITは専門家のもの…という意識を払拭するためにも、経営者は提案を褒めて積極的な改善提案を行えるようにする。
それらの改善提案からの「成功体験」を体感し、繰り返すことでいろいろな部署で行動変革が出てくるような形を作る。
経営層としてもそれらを任せ、見守り、大きな一回挑戦ではなく小さな挑戦を何回も繰り返すことで成功確率(=成功体験)を増やし、改善活動を続けていけるように支援する。

■今回のXrossTalkを行って...
多くの会社でシステム稼働時に「導入目標」を達成することができない!という事象は多々あることがわかりました。重要なのは、導入後いかに改善・変革を進めていくか!ということを今回再確認しました。
しかし、それらの活動を進めるにはいくつかの重要な成功のためのポイントがあると分かりました。

最後に、横田さんより社長就任時に経営理念として「温故挑戦©」~過去に学び未来に挑戦する~という言葉を作ったと伺いました。

過去に学びながらもいくつもの新しいチャレンジ(挑戦)を行い、その中でチャレンジの成否をスピード感を持って判断していきたい。そのための基盤として今回のシステムにおける改善を進め、早川ゴムにおけるDXを実現するとお話いただきました。

同じようにシステム稼働後に導入目標をどのように達成するか。お悩みをお持ちの方々へ進め方のヒントになれば幸いです。
以上がトークでお話した骨子です。トークでお伝えした想い・ニュアンスが文章では伝わりにくいと思います。興味がございましたら、ご説明・ご討議の機会をいただければと思います。お気軽にご連絡・お問い合わせください。

100年企業xDX=SPEED

このような方におすすめのセミナーです!

■ 基幹システム稼働後、導入目標の達成状況に課題を感じている方

■ 中堅企業で基幹システムの再構築にこれから取り組む、既に取り組んでいる方

■ 基幹業務領域でのDX推進を検討されている方

■ DX・システム導入を通じた人材の育成や組織の活性化に関心のある方

【セミナープログラム】

11月17日(水)
15:00 – 16:00

    システム導入効果を高める!経営トップの飽くなき挑戦 !!   

​創業100年を迎えた老舗中堅企業における基幹システム導入後の改善の取り組み、導入目標の達成に向けた考え方を紹介します。 元大手企業のCIOで現在中堅企業の経営・IT改革を支援する専門家のご意見も踏まえながら、導入リーダーであり現社長の横田様と弊社コンサルタントが、中堅企業でDXを推進する上での重要成功要因を考えていきます。

横田 幸治( よこた こうじ ) 早川ゴム株式会社 代表取締役社長

中堅化学薬品メーカー、大手印刷会社を経て、早川ゴムに入社。
中堅化学薬品メーカーでは営業職、大手印刷会社では営業職から中国駐在を経て、企画職へ異動し企業マッチングと新ビジネス創造を経験。
早川ゴムには2016年に入社し、基幹業務再構築プロジェクトのプロジェクトマネージャー、2017年に取締役、2019年に代表取締役社長に就任。

塚平 竜之( つかひら たつゆき ) アットストリームパートナーズ合同会社 シニアマネジャー

富士通、ビーイング、NTTデータビジネスコンサルティング(現:クニエ)を経て、アットストリームに入社。
アットストリームでは、中長期IT戦略策定や基幹系システム導入・再構築のご支援を中心に多くのプロジェクトに参画。

【開催要綱】

タイトル Atstream Xross Talk
『100年企業×DX=SPEED』システム導入効果を高める!経営トップの飽くなき挑戦 !!
日時 2021年11月17日(水) 15:00 – 16:00
参加費 無料(要事前申込)
会場 オンライン(YouTube)
開催形式 対談形式
主催 アットストリームグループ
申込ページ https://atstream.seminar-manager.com/xrosstalk1117/event
お問い合わせ 株式会社アットストリーム セミナー事務局 山本 seminar@atstream.co.jp 050-3733-6913

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