誌上モノづくりスクール/第4回「ヘドロ在庫をなくせ!」

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第4回 「ヘドロ在庫をなくせ!」株式会社アットストリーム 中平将仁

多くの会社では、在庫を減らすことに苦心しています。しかし、在庫削減に成功している会社は本当に少数です。
4回目となる今回は、在庫削減の手法・・「ヘドロ在庫削減」に関し、説明を行います。

1、在庫削減は「ヘドロ在庫」から

私は回転をしない在庫、または回転の悪い在庫を「ヘドロ在庫」と呼んでいます。

この経営変化の激しい時には在庫の流れに澱みがあってはいけません。
各社での活動は、ヘドロの沈殿に対して充分な対策を打っているとは言えません。
川の表面、即ち大量流動品は早いスピードで水が流れているように見えます。しかし忙しい経営層は川の底まで見ません。 ヘドロ堆積に気づくには、ヘドロ廃却時に回ってくる稟議書に目を通した時なのです。

ヘドロ在庫は、次の点で悪影響を及ぼします。
廃却損の発生による利益低下、キャッシュフローの悪化、倉庫保管費用の増大(人件費・倉庫賃借料など)、「古い商品」というクレーム⇒クレーム対応費用、会社信用力の低下、云々・・

あと、目には見えないが私が非常に大きな問題と考える点として、「市場の変化を、会社が敏感に体感できなくなること、即ち特に生産部門が市場の変化に追随できなくなること」を挙げます。

在庫は市場の急激な変化に対する緩衝材としての役割も果たします。それは良い面もありますが、これが「悪い方向」に作用してしまうと、とんでもないこと、即ち製造現場の弱体化に繋がってしまいます。

昔から、生き物は環境の変化に応じて変化し、進化していきました。当然企業活動・工場の生産現場も生き物と同じです。 環境(市場・競合他社)の変化に応じて進化をしていく。
コストダウン・品質の向上・その他様々な面での進化を遂げ、生き残っていくのです。

2、では、改革を進めましょう

これからヘドロ在庫削減に関し、簡単に説明をします。ヘドロ在庫削減は、(図1)のステップにて進めます。

今回は、その中で「(1)新ABC分析」「(2)問題構造分析・施策検討」部分を中心に説明を行っていきます。

図1:ヘドロ在庫削減ステップ

■新ABC分析

今までのABC分析は「数量」もしくは「金額」に重点を置いたものでした。
しかし、これからは「需要変動」・「取引先数」にも目を向けて管理していくことが必要となります。

分かりやすい例で説明すると、ある売れ筋商品の販売先が1社のみ、この会社が倒産したらどうなるか。
このようなリスクに対して注意しながら管理を行わなくてはいけません。

(図2)にそれらに注意した区分別の内容、及び在庫管理方法例をあげます。

図2:新ABC分析・管理方法例

■問題構造分析による過剰・ヘドロ在庫発生要因の分析

ヘドロ在庫発生原因は多岐に渡ることが多い。
例えば、

・新製品開発遅れに伴う新旧製品切り替えタイミングミス
・顧客情報収集不足による需要の読み違い

などが要因として挙げられます。

「ERPを導入すると在庫が大幅に減ります」という宣伝は間違いです。
ERPを導入しても在庫が減らなかった例は数多い。それは、過剰・ヘドロ在庫発生の主要因が顧客情報収集不足や、設計プロセスの問題であったりするからです。

従って、在庫を減らすには、必ず在庫発生要因の分析が必要となります。この要因分析に最も有効な手法が「問題構造分析」です。

「問題構造分析」とは、発生している諸問題の関連性を追求して問題の構造を明確化し、諸問題の「核」となる問題が何であるか把握する為の手法です。

図3は、ある会社のヘドロ在庫発生理由を分析した例です。(紙面の関係で簡略化しています)

図3:問題構造分析例

■在庫削減施策の検討

問題の「核」が明らかになったら、次に在庫削減に向けた施策の検討を行います。

図4:施策展開例

(図4)はある会社の例を示したものです。

A区分在庫の削減と、D・E区分品の削減の方法は、違う内容となります。
同じ方法で削減しようとすると、殆どの場合、失敗します。
C・D・D区分、特にD・E区分の在庫削減方法に関しては、まず問題構造分析より出された問題を潰すための項目が並びます。
ここで注意すべき点ですが、在庫削減方法検討にあたっては、「SCMの推進」といった大きな内容を掲げがちになります。
そうではなく、必ず「生産計画立案頻度向上」「特定品目営業情報収集精度向上」というように、具体的に記述することが重要です。

施策が特定されれば、次に活動を評価するKPIの設定を行います。
このKPIに関しても目標を設定し、その上で活動を進めることが成功要因の一つになります。

今回はヘドロ在庫削減に関し、簡単ですが、一部説明を行いました。「流れない在庫」に目向け、在庫削減、さらには全社改革まで進めていただきたいと思います。




【関連書籍】

『ヘドロ在庫」をなくせ! - 部品・素材メーカーのサプライチェーン改革4つの新手法』

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