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■平山 賢二 連載コラム 「スコアカード方式で劇的な経営革新を推進する」
Vol.4:After ERP のシステム化課題とは
平山 賢二
企画担当の管理職約40人が集まった会合で、セミナーの講師を行った時のことである。
40人全員が会社でPCを使っている。「自宅で使っている人は?」の質問にYESは約半分の20人。
「出張にPCを持って移動し、ホテルまたはモバイルで会社と交流している人は?」の問いには、なんと2人しかいない。
大手企業のそれも企画部門の管理職がである。
事務所を出ると情報が遮断されている。 はたして、このような企業が勝てるだろうか。
ITは、電気や水道、鉄道のようにインフラになってきたといわれている。問題はそのITインフラを使っていかに経営管理し、業績を上げるかが問われている。
多額の開発費をかけてERP(Enterprise Resource Planning統合情報システム)を導入した会社で、経営者はそれだけの費用に見合う効果を実感していない。
そのはずである。
ERPの基本的な使い方は、取引のリアルタイム化でオペレーションを効率化するところに価値がある。目指すところは、市場交流企業(MFE:Market Facing Enterprise)である。
オペレーションを自動化して業務効率を上げる。
インターネットから航空券を買えば、値段の比較も出来、その場で購入し座席まで設定できる。マイレッジも自動的に登録されすぐに現在のマイル数も把握できる。人手を介していればこのようなコストは莫大になるだろう。
しかし問題は、その結果を次の戦略に生かすことである。
図は、ERPからインターネットによるシステム化へ移行する競争のステージの変化を示している。
次の改革テーマは、膨大な情報を如何に経営判断に生かすかである。
市場交流企業の素早い取引と双方向のビジネス活動を評価し、判断し、経営者が意思決定するのに必要な経営指標とそのしくみを確立しなければ経営成果を業績に反映できない。

弊社へは、クライアント様と共に経営管理に必要なKPIの開発と活用を推進するEPM/CPM(Enterprise/Corporate Performance Management)コンサルティングの依頼が急増している。
いま、経営者から現場の管理職まで、あらゆる階層で仕事の仕方を変える変革活動が始まっている。
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